※相続人の確定には
被相続人の戸籍が必要になります。
生まれてから相続開始までの戸籍です。
ここで、隠し子が発覚するのです。
認知していれば、ですが…
前回のあらすじ
まりくが使う「時をさかのぼる魔法」で
惨劇を知る旅に出る澄
その答えは見つかるのか…
まりく・一つ、言っておく。
意図されたものごとなのか、事故なのか
区別する。これで核心に近づける。
澄・は、はい…お師匠さま…
どれが…そうなんですか?
まりく・全ての黒幕は、乱太郎
澄・お、おじさんが!?
まりく・秘宝欲しさに脅し、壊した。
澄・そんな…じゃあおじさんを止めないと!
まりく・私が言ったことが真実だと思う?
澄・え?
まりく・それが、あなたの…人の弱さ。
考えることを放棄して、誰かの意見を鵜呑みにする。
澄・だって…だって…わからないよう!
まりく・諦める?
澄・うぐ…えぐっ…
陽子・おい、オバサン、澄を泣かすんじゃねえよ!
澄・お姉ちゃん!
まりく(そうか、この子は姉の最期 を知らないから…)
陽子・ガキ相手に大人げねえぞ。
まりく・澄は弟子。
それとも、単なる子どもに戻る?私は構わない。
澄・いえ、ごめんなさい、泣いたりして。
お師匠さま、続けてください。それが魔法少女になる試練でしょ?
陽子・澄…お前
澄・お姉ちゃん、私頑張る。ほふりみたいな魔法少女になる!
陽子・へっ、いい気合いだぜ、俺も手伝う。
このワケわかんねえ事件の謎を解くんだろ?
澄・うん!
陽子・一番怪しいのはロクデナシの乱太郎だな。
澄・そうだね。
陽子・こいつ、どうなったんだ?
事件に絡んでいるはずだが…
まりく・知るチャンスはあった。
陽子・え?誰も言わなかったぞ。
澄・うん…
まりく・意図的に隠されたこともあれば
情報を取り逃したこともある。
…ヒント出し過ぎた。
陽子・オバサン、知っているなら教えろよ!
澄・待って、お姉ちゃん。
まりく・そう、他人の作った真実に流されない。
よく考えることが事実に澄を導く。
陽子・そ、そうか…考えなしの俺には無理か…
まりく・考え過ぎて機会を逃すこともある。
陽子・どっちなんだよ!?
まりく・考えること・行動すること、両方大事。
澄・はい、お師匠さま!
陽子・澄、たくましくなってんな。
澄・うん。お師匠さまから色々ならったから。
まりく・澄、あなたの成長にご褒美、ヒント
【相続人は3人とは限らない】
民子・な、なんですって!?
陽子・だ、誰だお前?澄が地味になったようなツラだな。
澄・ママ?
民子・そうよ。どうしたの?
まりく つ鏡
民子・ちょ、若っ!非モテだった高校生の頃みたい…
まりく・やっぱり非モテ。
陽子・澄、かーちゃんの良いとこだけ受け継いで良かったな。
澄・そ、そうなの?
民子・それより、相続人が夫ときょうだいだけじゃないって…
まりく・そうは言ってない。
相続人、確認した?
民子・ううん、親が死んだら、その子が相続でしょ?
まりく・素人丸出し。
民子・もー分かんないよ!
陽子・俺も分かんねえorz
まりく・ルールを知らずにゲームに勝とうなんて
一塁と三塁の区別できない人が野球をやるようなもの。
民子・まりくさん、なんでそんなルールを?
まりく・私も素人、部分的にしか民法を知らない。
民子・みん…ぽう…聞いたことはあるけど…
陽子・みんぽうだと、何だよそれ。
澄・みんぽうって何ですか?