※寄与が認められるかは
遺産分割協議によります。
あらすじ
叔母、七瀬まりくから「時をさかのぼる魔法」を習い
魔女への道を歩き始める。
…………
……
…
澄…
輝く星に囲まれて、私は目覚めた。
まりく・起きて。
澄・おばさん…
まりく・師匠
澄・え?
まりく・おばさんって言うなら、何も教えない。
澄・ご、ごめんなさいお師匠さま!
お師匠さまのような、立派な魔法少女になりたいです!
まりく・よし。
澄・あの、お師匠さま…若い…
まりく・一番魔力の高い頃、今の陽子くらい
澄・へえ…
まりく・あなたはあまりに幼すぎる。
真の魔女どころか、魔力が高いだけの魔法少女とも言えない。
だから、教えてあげる。澄に意志があるなら。
澄・や、やります、頑張ります!
まりく・良い返事。じゃあ、よく見る。
時をさかのぼる魔法…
ぶおっ…
空間ごと星が吹き飛ぶ
そして…見覚えのある風景…
そうだ、夏休み…おじいちゃんの家に泊まった…
乱太郎・親父、俺は役に立ったよな?
回天・まあのう(焼酎ロックを呑む)
乱太郎・遺産には寄与分てのがあるんだ。
回天・そうじゃの、お前は力になってくれた。
何が欲しい、金か?
乱太郎・それもだが…秘宝だ!
回天・何じゃそれは?
乱太郎・とぼけるな、じゃ…
澄…
乱太郎・すっ…澄、聴いて…
回天・どうした?
澄・おしっこ
乱太郎・ガキが、脅かすんじゃねえ!
澄・ひっ…ふぇ…
乱太郎・きたねえ…漏らしやがったな。
回天・き、きれいなみず、聖水!
さ、さあ風呂にいくぞハアハア(´Д`)
乱太郎・ちっ
澄・怒られて怖かった。
まりく・そう、時をさかのぼる魔法は
自分自身と向き合うこと。続ける?
澄・はい、お師匠さま!
まりく・集中して、心に眠る記憶を呼び起こす。
そうすれば…
ふぁん…
澄・あの朝 だ…
まりく・うん。何か変なことがあった?
澄・家に変な人が来て…
パパとママがケンカして…
まりく・それだけ?
澄・えと…ママに怒られて…
その後ママがタクシーとか、おじさんがどうとか…
まりく・やっぱり気づいてない。
澄・えっ、どういうこと?
まりく・あとは自分で考える。
澄;;