20年後支えられない側にまわろう | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

2030年、2040年といった節目の年に社会保障の構造はどうなるのか…

 

といった記事をときどき目にする。

高齢者が何万人増え、働き手は何万人になりといった具合に、少なくとも、今の0歳児の人数は明らかだから、20年後の人口動態はほぼ明確に示すことができる。

 

ただ、そういった記事を目にしているときに、自分に圧倒的に欠落している視点があったことに気づいた。

 

それは、自分がその年を迎えたときの年齢のことだ。つまり、この人口動態の中には少なくとも自分も含まれているのだが、どことなく他人事としてその数字を見ていたということだ。

 

私は現在51歳、2030年は57歳、2040年は67歳、2050年は77歳になる。

 

2040年頃は、今の時代なら、職場では定年を迎えているころであり、2050年にいたっては、もはや、完璧に生産年齢ゾーンからは外れて、支えられる側にまわっているような年齢である。

 

今、いろんなところで、国の社会保障の限界が言われ始めている。まさに自分たちが、支えられる側に回る時期に来ている頃だが、社会が機能していくには、今の我々世代が、若者に支えられる側にまわらないようにしていく必要があり、むろん、自分自身もそのゾーンに入らないような努力が必要ということである。

 

先のことは誰もわからない、明日、事故がおきて支えられる側に回る可能性はないとも言えない。

 

だが、努力して健康を維持すれば、その可能性を低くすることは可能となる。

 

我々50歳代は、未就学児や、小学校の低学年時の子どもを持つ親は少なくなってきた。

国などではさまざまな子育て支援策を拡充し、少子化対策に躍起になっていて、こちらはこちらで、自分たちとは関係のない世界と思っているような節もある。

 

いずれにしても、社会全体が今後もしっかりと機能するために、我々の世代だってしなくてはいけないことが山ほどある。

 

いくらすばらしいシステムを構築しても、一人ひとりにそれを維持発展させる責任がある。

 

健康な体を維持し、日々活力ある生活を続けることは自分のためだけではない…ということを自覚して生きていきたいと思う。