経験するから理解できること | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

夏に使用した道具を片付けようと、倉庫に入ってみると、置き場がなかった。

 

こりゃ困ったな…と目を凝らしてみると、段ボールに入ったカレンダーの一式を見つける。

 

中を開いてみると、2022年のものや、2023年のカレンダーが多数押し込まれていた。

 

うちの会社に限らずなのだろうが、多くの企業さんとお付き合いさせていただいているので、たくさんカレンダーが届く。

 

年末のご挨拶を兼ねて、日ごろの感謝の気持ちを、その会社の担当の方が伝えに来てくれる。

 

だけれど、うちの会社の中に必要なカレンダーは、どう多く見積もっても4つが限界だ。

 

使いきれないカレンダーは、社員の皆さんにも自由に差し上げているのだが、それでもやはり余ってしまうのだ。

 

受け取ったうちの社員も、そういう感謝とともに、もらったものをムゲにすることもできず、結局行き場を失って、倉庫に押し込まれたのだろうと思う。

 

しかし、夏場の道具をどうしても片づけなくてはならず、処分をすることにした。

 

ただ、せめてもの思いとして、ゴミに出したりすることを避け、資源として再利用できるように、分解するようにした。

 

 

 

 

そういうことをやる時間が、そもそももったいないのではないか…

という意見もあるだろう。

実際、目の前のカレンダーをバラすのに、30分はかかった。

 

合理的ではない…

と自分でも思う。

 

だけど、その30分の中で、いろいろ気持ちが渦巻く。

 

うちの会社でもおんなじことをやってないだろうか…とか。

形ばっかりこだわって、本質的はないではないか…とか。

 

合理的ではない行動だけど、そこにはいろんな感情が渦巻く。

 

 

モノを大事にしようとか、そういう概念はみんな知っている。

だけれど、そこにはいろんな温度差がある。

 

まだまだ道半ばだが、本質的な行動につながるよう、非合理的なもことにもむきあっていこうと思う。