夏に使用した道具を片付けようと、倉庫に入ってみると、置き場がなかった。
こりゃ困ったな…と目を凝らしてみると、段ボールに入ったカレンダーの一式を見つける。
中を開いてみると、2022年のものや、2023年のカレンダーが多数押し込まれていた。
うちの会社に限らずなのだろうが、多くの企業さんとお付き合いさせていただいているので、たくさんカレンダーが届く。
年末のご挨拶を兼ねて、日ごろの感謝の気持ちを、その会社の担当の方が伝えに来てくれる。
だけれど、うちの会社の中に必要なカレンダーは、どう多く見積もっても4つが限界だ。
使いきれないカレンダーは、社員の皆さんにも自由に差し上げているのだが、それでもやはり余ってしまうのだ。
受け取ったうちの社員も、そういう感謝とともに、もらったものをムゲにすることもできず、結局行き場を失って、倉庫に押し込まれたのだろうと思う。
しかし、夏場の道具をどうしても片づけなくてはならず、処分をすることにした。
ただ、せめてもの思いとして、ゴミに出したりすることを避け、資源として再利用できるように、分解するようにした。
自分のせめてもの償いとして、ゴミとして廃棄するのではなく、資源として、再利用に回す。
— Masaki Nishimura 西村 昌樹 (@masakinishimura) December 15, 2023
金具をはずし、ラッピングはほどき、純粋に紙だけにして、資源回収に出せるようにする。
手間はかかる。
そして、それをほどきながら、いろんな意味で申し訳ない気持ちがあふれる。資源を大切にと心に誓う。 https://t.co/ltJrqueW44
そういうことをやる時間が、そもそももったいないのではないか…
という意見もあるだろう。
実際、目の前のカレンダーをバラすのに、30分はかかった。
合理的ではない…
と自分でも思う。
だけど、その30分の中で、いろいろ気持ちが渦巻く。
うちの会社でもおんなじことをやってないだろうか…とか。
形ばっかりこだわって、本質的はないではないか…とか。
合理的ではない行動だけど、そこにはいろんな感情が渦巻く。
モノを大事にしようとか、そういう概念はみんな知っている。
だけれど、そこにはいろんな温度差がある。
まだまだ道半ばだが、本質的な行動につながるよう、非合理的なもことにもむきあっていこうと思う。