40年という時を超えて | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

先日、ハチ北では冬山開きがあり、国会、県会、町などの各先生方も来賓として見えられた。

 

今回は、土曜日開催ということもあって、地元選出の谷先生ご本人も出席いただいての神事となった。

 

先生と立ち話をさせていただく中で、笠波トンネルの完成のお礼を述べさせていただいた。

 

笠波トンネルは、国道9号線の最も難所と言われている笠波峠を避けるためにできたトンネルだ。

 

当初は道路の改良でこの問題をクリアしようとしていたと記憶しているが、この峠が地滑り地域で、工事を実施しても、その影響は避けられないとして、最終的にトンネル案になった。

 

地元もこの交通難所をなんとかしてほしいという願いをずっと訴え続けてようやく事業が前に進んだのは、5年前のことだった。

 

でもよくよく考えてみると、この事業の事のはじまりは、僕の記憶している限りでは、40年ぐらい前からだったと理解している。

 

技術的な問題、国の予算の問題、用地の問題…さまざまな問題が待ち受け、なかなか前に進まなかった。

 

そういった長い年月の中で、すでに亡くなられてしまった方も多くいるだろうと思う。

 

私たちは、そういった先人たちが訴え続けた思いをありがたく享受できる幸運な立場なのだ。

 

おそらく、未来はこれからも続いていく。

私たちも、かつて先人たちがしていただいたように、未来の世代が少しでも生きやすい社会に向けて努力を払わなければならない。


我々がその便益に供することができなくても…。