日本人の一人として、少しでも地域、国が豊かになり、そしてそれが巡って自分や家族も豊かになれば…
そんな思いで日々生きている。
少々大げさかもしれないけど…、本当にそう思っている。
仕事やいろいろな活動を通じて、確かに、そこに笑顔があふれる場面があって、少しは貢献できているのではないか…という自負心もある。
しかし、世間でいうところの、気候変動は、そういった幸せの追求の副産物として言われるようになってきて、そこに我々というか人類すべてがそこに加担している。
気候変動は、一般的に、人を不幸にしている。
一般的にというのは、それによって、植生、生態が変わっていることによって、恩恵を受けている人もいるからそれによって幸福を手にしている一部の人もいるだろうからだ。
しかし、マクロ視点でいえば、やはり人を不幸にしているのだろう。
幸せを追求しているのに、不幸せな人々を作り出すという矛盾。
環境保全側に寄っている人は、人類のそういった文明を即刻辞めなければならない…と警鐘を鳴らす。
私たちは、本当に人を不幸せにしてしまったのだろうか…
実のところ自分の中でも、落としどころが見つからず迷走している。
私も車を所有している。車を持つことで、私たちは移動の自由を手に入れた。
日本中、行きたいところに行き、見たいものを見、人生が豊かになった。
空を飛んで、海外にも行くことができた。
自分の視野が広がり、世界の広さを身をもって経験することができた。
しかし、一方では、CO2をまき散らし、温暖化に加担し、未来の希望を蝕んでもいるのか…
そんな気持ちが拭えない。
それ以外の生活だってそうだ。
冬は寒さから解放され、夏は暑さから解放される。
今まで、食ったものを食べ、おしゃれに身を包む。
さまざまな物質資源が形を変え、エネルギーを消費しながら製造されたマテリアルは、一方で、人類は、滅亡への道へと突き進んでいっているのか…
考えすぎなのか…。
考えれば考えるほど、物事は複雑になり、自分の手に負えないことにおろおろするばかりだ。
何が正解なのかわからない時代。
分からないけど、だからと言って何もしなくてもいいわけでもない。
だんだんわけがわからなくなってきた。
飯でも食って、腹が満たされれば、いい答えもみつかるだろう…。