val d'aran by UTMBをふりかえる(その4) | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

最初のパートから、いきなりUTMBの厳しい洗礼を受けたと思ったが、コースもかなり初盤からやばかった。

 

標高差1400mをほとんど平坦地なしで登った。

 

一つ目のピークは標高2200mほど、そこはすでに森林限界を超えて、草原が広がる場所だったが、雷鳴がとどろき、雨が容赦なく降ってきて、さらには、直径1㎝ぐらいの雹(ヒョウ)までバシバシ降ってきた。

 

ピークを越えて、第1エイドに向けて、今度は一機に下った。

 

ただ、さきほどの雨と、数百人通ったであろう道はズルズルな状況だった。

 

廻りの選手も次々に転ぶ始末。

 

自分も同様に転げ落ちていった。

 

ただでも厳しい下りに、そういった悪条件も重なり、おそらくかなり余計な体力を奪われたのだろうと思う。

 

ほどなくして、雨は収まったが、濡れた路面はずっと続きドロンコ祭りの様相だった。

 

 

第1エイドはスタートから10.9キロとそれほどの距離ではなかったが、体力がずいぶん使ってしまったような気がした。

 

序盤ということもありおなかもすいてはいなかったので、ここではコーラを数杯のみ、水分をボトルに補給し、早々に次に向かった。

 

1エイドから、2エイドは、今回のコース設定の中では比較的穏やかな高低差、ただ、まだまだ序盤には変わりなく、本当にゆっくりとゆったりと走ることをこころがけた。

 

ときおり雨が降ってはきたものの、第1エイドまでの雨ではなく、このまま雨は収まるのかな…と思いながら道を進んでいった。

 

第1エイドから第2エイドまでは14キロと比較的長い距離だったのだが、思ったよりも到着するまでに長く感じた。

すでに体が相当に消耗していたからかもしれない。

 

第2エイド手前2キロにさしかかったあたりで、再び激しい雨が降ってきた。

すでに汗でかなり濡れていて、その上からレインウェアを着ても何の足しにもならない感じでもあったが、雨の激しさから少しでも体を守るために上を着て走る。ちなみに下はスタートしてから、ずっとランニングパンツのままだったし、足をつたって入ってきた水で、靴の中もすでにぐっちょりな状況だった。

 

登り基調なところを通過し、2エイドにさしかったころ。

 

そこで、異変が起きていることに気づいた。

 

 

つづく