ニュースでは、車の製造や販売は、バッテリー搭載の電気自動車一択な様相を呈している。
トヨタが数年前、一生懸命、水素自動車の開発に躍起になっていたけれど、この流れには、キングトヨタも対応せざるを得ず、バッテリー電気自動車のラインナップを大幅に増やす報道もされるようになった。
未来はいつどんな姿になるのか、予想はしていても、覆ることは大にしてあるわけだけど、なんとなく素人ながらには、電気で走る車が主流になるんだろうなという気配は感じるのだ。
そう考えていくと、今のガソリンスタンドとか、内燃機関メインで部品を製造しているところとか、このような報道を見ながら、自分自身の未来をどう受け止めて考えていっているのだろうと…と考えさせられてしまう。
おそらく、何の手も打っていないわけではないのだろうけど、例えば、ステーション建設に大きな借金をして、その返済がまだ残っているとかしているところにとっては忸怩だる思いだろう。
でも、たとえとして、EVの話をしてみたけど、よくよく考えてみると、それは私たちの周りのあらゆるところがそうだ。
農業、観光業、工業、商業そして、私がメインステージとしている建設業…世の中が変化する時代にあって、これまでと同様であり続けられるというものはほとんどない。
一つは人口が減り続けていて、日本のマーケットは縮小し続けているということ。
そして、地球の環境は、ますます悪くなっているということ。
この2つを掛け合わせて考えると、あらゆる業種が、これまでと同様でよいはずがないということだ。
後塵を拝するのか…、自らが仕掛けていくのか…。
いずれかの道を選択しなくてはならないのなら、過去の成功は一旦脇におき、積極的に仕掛ける方に回っていくべきなのだろうと思う。
もちろん、積極的に出るにもリスクはある。
しかし、後塵を拝して、どうにもならないようになってからでは、もはや座して死を待つのみだ。
いずれ死ぬ。
であるなら、自らを信じて、積極的に前に出て死ぬほうがよいではないか。