CCCを振り返る その9 | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

 

12時50分ごろ 

planpincieux付近、森林限界を超えたあたりなのだろう、木々はまばらにしか生えておらず、多くの場所が、牛の放牧地になっていた。コース上に牛糞を多量にみかけた。

 

 

 
Refuge Bortoneエイド到着
テント張りのエイドはかなり選手でごった返していた。
 
15時15分ごろ、おそらく最も急坂な場所、人が小さな豆粒で見える。
 
 
16時すぎ、 Grand Col Ferret このコース最高標高地点。そしてまた、ここはイタリアとスイスの国境でもある。
 
19時20分ごろ、スイス Praz de Fort 逆に最もこのコースで低い標高地点、それでも1000mぐらいの標高はある場所だ。
 
このモンブラン周辺は、フランスにしろ、スイスにしろ、イタリアにしろ、建物は木造の古びたようなものばかりだったが、アルプスの少女ハイジに出てきそうな建物と、そして、芝生や、牛を放牧している場所が絶妙にマッチしていて、素晴らしい景観をつくりだしていた。
 
20時50分   champex-lac 到着。ここは、CCCの真ん中の文字Cであるchampex-lacで、エイドの大きさや規模も最大級だった。
ここでは、熱々のパスタなども食べられたりして、かなり休息をとってしまった。
 
UTMFの時は、エイドに仮眠所なども設けられたりしていたが、UTMBはそういう場所がなかったので、椅子に座り、机に突っ伏して寝るしかなかった。おそらく30分ぐらいは仮眠をとっただろうか…。
 
これ以降は、ひたすら暗闇を走るばかりだったので、写真はほとんどとれていない。
そしてまた、暗闇の中を走っていて聞こえるのは、時折聞こえるカウベルの音だった。
 
おそらく、昼間の風景と同様に、牧草地帯を進んでいったのだろうが、ひたすら自分と向き合って走るしかなかった。
 
 
6時すぎ、Col des Montets から Tête aux Ventsへ
 
主催者は、実に粋なはからいをするなぁ
素直にそう思った。
 
このあたりは95キロ地点ぐらいで、ほぼレースの終盤ともいえる場所だ。
col des montets から、またえげつない坂道をひたすら登ってきたあとには、絶景が待っていた。
 
私の走行時間がもしかしたらこの最高な景色を見れる最高の行程だったかもしれないと思うぐらいだった。
 
ちょうど朝が開け、朝日に照らされたモンブランは最高に美しかった。
 
しかも、前日とは打って変わって、雲一つない青空。
言葉を失う美しさだった。
 
 
 
 
 
 
9時すぎ、
シャモニーにたどりつく。
シャモニーの町中には、朝早くから、多くの人が声援を送ってくれていた。
コースはちょうどひとだかりができそうな場所をめがけて設定され、最後のところに来て、これだけの声援をいただくと、本当のこの長丁場の疲れがが吹っ飛んで行った。
 
 
そしてfinish
速報タイムは、24時間7分53秒、ちょうど1日回ったところだった。
 
続く