緊急事態宣言5回目が発令された。
今回のデルタ株というのは相当に手ごわいらしく、さらには、これまでの感染と異なり、30代、40代の重篤化が増えているそうだ。
緊急事態宣言で行動の制限を行っていく中である程度すると、感染者数も下がり基調がくることだろう。
そして、緊急事態宣言を解除し、人の行動も少し活発になる。また数カ月すると、感染者はまた増え、政府は緊急事態宣言を発する。
こんなことがしばらく続くのではないかと思う。
結局のところ、ワクチン接種がある程度進んで、集団免疫が獲得できる数年後にならなければ、本当の感染終息にはならないような気がする。
となれば、もはや、コロナと共に生きていく社会をつくっていくことしかないような気がする。
これまでどおり、中止中止とするのではなく、感染症対策をさらに強化した対応をスタンダードとし、そういった中でさまざまなことを行っていく…。
そういう社会だ。
飲食店も営業停止にするのではなく、飛沫防止対策がさらに強化されるような措置、例えば強制換気の取り付けやを義務づけるとか、個室だけで食事をするとか…営業はできる前提でさらなる強化をはかるるというやり方をさぐっていく。
人が集まるイベントも、禁止にするのではなく、感染対策のレベルをさらにあげて、イベントは実施する。
『中止』という選択肢を除き、できるとすればどういう方法があるのか…そのことを考えて実施する。
逆に、かつてやっていた会議などの類は、コロナだから中止するのであれば、そもそもそれをやる意味があったのかということでもある。
そんなものはとっくに廃止したらいい。
そうやって、本当に必要なことを取捨選択していく。
そういう社会に舵切をしなくてはいくべきではないか…