先日、法事に行っているときに、僧侶からこんな話を聞いた。
なぜ、墓は、離れたところでしかも地区でいうと山の上の方にあることが多いのか?
という話だ。
仏教用語に山上他界という言葉があるそうだ。
日本では古来より、山上に異界が存在していると言われ、なので、死者が眠るとされるお墓を仏の世界により近いところに据えたのだという。
確かに、うちの地区でもだいたいにして、比較的見晴らしのよい、集落からは少しあがったところに墓地は存在する。
となると、それよりはるか上にある山はもう極楽浄土の世界じゃないか!と思った。
春になり、山の雪解けで登山道も走るに適する時期となった。
みなさんおはようございます。
— Masaki Nishimura 西村 昌樹 (@masakinishimura) April 3, 2021
春は山菜!と言いたいところですが、私はもちろん、変態活動!です。
それでは今日も素敵な一日を♪ pic.twitter.com/KTADLn3mLm
最近、トレイルランニングにはまっていて、変態活動と称しては、山に一人ででかける。
息を切らしながら、ときにもがき苦しみながら走るので、ときおり、『普通』の人からは不思議がられる。
自分でも苦しいなぁと思いながら走ることは日常茶飯事で、それをも含めて楽しいと思っているから、
そう思う自分って変態だなぁと、そういう活動を変態活動と呼ぶことにした。
でも、僧侶の山上他界という言葉をきいて、まさに極楽浄土の世界で活動しているのだとしたら、そりゃ幸せなことじゃないかよ!
と変にその言葉が刺さった。
世はアウトドアブームで、登山にいそしむ人もずいぶん増えてきた。
そういった人たちは多かれ少なかれ、俗世間から離れた極楽浄土の世界を疑似体験しているのだと思う。
さくらも散り、今度は山々の木々が芽吹きはじめてきた。
いやこりゃ間違いなく極楽浄土の世界だ。