うちの会社は建設会社だ。
コンクリートという製品を例にとる。
コンクリートは、建物の基礎や構造体に使われる。
少量なら、自分たちでセメントから買ってきて砂、水、砂利などを混ぜ合わせ作ることはあるのかもしれないけど、普通は生コン会社から買ってくる。
特にうちの地域の場合は、生コンは独占状態にあって、とある会社からみんな購入する。
しかし、出来上がった製品は、会社ごとに出来上がりは様々だ。
分子レベルで考えると、構成される分子、それがCなのか、Hなのか、Oなのかは、よくわからないが、変わらないのにだ。
これもしごく当たり前のことなのだが、それを取り扱う『人』の手によって、変幻してしまうということだ。
つまり、仕事というのは、人の『手』によって、物質そのものは変わらないのに、品質や見栄えが異なるという事実。
そこが、実は仕事のおもしろいところだと思う。
よく考えてみると、物販などもそうだ。
同じ商品を取り扱っていて、なおかつ値段すら同じものなにに、売れる店、売れない店ができてしまう。
商品そのものの物体的性質は変わらない。
いや厳密にいえば、その保管の状況や取り扱いによってかわったりするものだけれど、基本的に変わらない。
だけれど、差がついてしまう。
人間の力というのは、まっこと不思議だ。
そういう事実を改めて認識し、コトに向かおう♪