同じ材料を使っても出来は違う | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

うちの会社は建設会社だ。

 

コンクリートという製品を例にとる。

 

コンクリートは、建物の基礎や構造体に使われる。

少量なら、自分たちでセメントから買ってきて砂、水、砂利などを混ぜ合わせ作ることはあるのかもしれないけど、普通は生コン会社から買ってくる。

 

特にうちの地域の場合は、生コンは独占状態にあって、とある会社からみんな購入する。

 

しかし、出来上がった製品は、会社ごとに出来上がりは様々だ。

 

分子レベルで考えると、構成される分子、それがCなのか、Hなのか、Oなのかは、よくわからないが、変わらないのにだ。

 

これもしごく当たり前のことなのだが、それを取り扱う『人』の手によって、変幻してしまうということだ。

 

つまり、仕事というのは、人の『手』によって、物質そのものは変わらないのに、品質や見栄えが異なるという事実。

そこが、実は仕事のおもしろいところだと思う。

 

よく考えてみると、物販などもそうだ。

同じ商品を取り扱っていて、なおかつ値段すら同じものなにに、売れる店、売れない店ができてしまう。

 

商品そのものの物体的性質は変わらない。

いや厳密にいえば、その保管の状況や取り扱いによってかわったりするものだけれど、基本的に変わらない。

 

だけれど、差がついてしまう。

人間の力というのは、まっこと不思議だ。

 

そういう事実を改めて認識し、コトに向かおう♪