仕組みはある…あとは使ってもらうために、ことをおこせる人であるかどうか | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

今朝の新聞の一面に、『行政事務がオンラインで完結しているのは一割』

という記事を読みながら、ふと考えこんでしまった。

 

 

昨今の政権の批判に対する声で、けっこうな数で聞こえたのは、定額給付金の支給の遅さだ。

 

どっかの国かは忘れたけど、コロナウイルス禍で、経済がみるみる落ち込んでいく中で、素早い政府の決定で、いち早く手元に給付金支給がされている国があって

 

それに比べて日本は…

みたいな声はけっこうあったように思う。

 

支給を遅らせた最大の要因は、マイナンバーが普及しておらず、個人を特定できるものと、銀行口座がひもづいていないことによるものだと聞いている。

 

マイナンバーが普及していない原因が政府だけの責任にするのは酷なように思う。

 

利用している我々がその利便性と、それによってもたらされる社会的便益をもっと理解していれば、もっとすみやかな解決につながったはずだ。

 

私の会社に置き換えてみる。

私の会社では、以前からとある社内SNSを導入している。

 

今、SNSの王道はLINEで、多くの人はLINEを使うようになっているけれど、うちの会社が導入したSNSは、もう5~6年前の話になる。

今でも、そのシステムは社員がすぐ利用できる状態にある。

 

LINEを使っている人なら良くわかるだろうが、現場の状況を説明するのに、文章で説明するよりも写真一発送れば、はるかに状況が分かる。

そして、私はこれがLINEなどのSNSがメールよりもはるかに機能的だと思うのは、one to oneよりもグループで情報を共有してやりとりしているときだ。

 

社内SNSでは、LINEのようなチャットが機能が基本なのだが、お客様や、プロジェクトなどに情報を紐付けることができる点でLINEとは大きく異なる。SNSで共有されると、後でかなり大きな意味を持つ。うちの会社ではChatWorkは使っていないけど、おそらくそれと同じ機能だと思う。個人の人が、消防団のLINEグループと、PTAのLINEグループを同時に使いこなすようなイメージとおもってもらったらよいと思う。

 

だけれど、ほぼ私一人が、それに向かって発信しているのみで、社員の側から情報があがってきたことはほとんどない。


とにかく、自社のSNSは使われていない…。

もちろんリーダーたる私の責任であるには間違いない。

 

まずはリーダーたるやが、それを導入しようという意思決定をすることが第一ステップだとすると、次なるステップはそれをみんなが理解し、それを活用していくことだ。

 

どうやれば、みんなが納得し理解してつかってもらえるのか…

このハードルが今私自身が頭悩ませていることの一つだ。

 

使ってみて、便利だという実感こそが、それを推進する最大の力になる。

誰でもそうだけど、この人が言っているだったら、使ってみよう…というのが最初のとっかかりだ。

 

そこにアクセスしないというのは、いかに自分自身が社員に信頼されていないのか…ということの表れなのだろう。

 

今朝の日経一面の記事は、別の意味で私に強烈に刺さった。