おっさんはそろそろ引っ込んだほうがいい | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

 
 

 
週末、ハチ北AOITORIの若旦那が、新しくオープンするキャンプサイトを一度見に来てみたら?

と誘いを受けたので、行ってみることにした。
 
超暖冬で、スキー産業は壊滅的な打撃を被り、それに輪をかけたようにコロナウイルス禍が襲ってきて、ハチ北は瀕死の状態である。
いや、もう死んだといったほうがいいかもしれない。
 
若旦那は数年前にこちらに戻ってきて、今AOITORIの次期経営者として、奮闘している。
昨年は、結婚もしてさあこれからというときに鼻をへしおられた。
 
そんな逆風吹き荒れるなかで、新たな取り組み…
 
キャンプフィールドの運営をはじめたのだ。
 
彼曰く
『結婚してから奥さんに何もいい思いをさせてあげれなかった…』
 
普通の冬が来て、普通のシーズンが過ごせれば、そこそこお客さんもあって、収益もそこそこあがり、それなりの新婚ライフも送れたはずだ。
 
だけれど、彼の言葉どおり、こんなシーズンを過ごして、確かに夢や希望を見出すことはなかなか難しいはずだ。
 
 
そんな中で新しくはじめるキャンプフィールドは、すでに多くのお客様で埋まっているそうで、かすかな希望の光になっているに違いない。
 
 
さて、キャンプ界で活躍するインスタグラマーに来てもらっていて、写真のとおり、それぞれがとっても素敵なキャンプを過ごしている。
僕らみたいな『野営』の延長ぐらいにしか思っていなかったキャンプシーンが、こんなにかっこよく素敵になるなって、まるで想像がつかなかった。
 
まさに、おっさん的な思考からするとはるかに超越しているのだ。
 
インスタグラマーの方たちとも、少々のお話をする機会をいただいた。
おそらく、普通の若者で、決して肩ひじはっているわけでもなく、極自然におしゃれなキャンプシーンを楽しんでいる。
 
キャンプ道具もハイスペックな高機能というわけでもなく、ない道具は自分たちでDIYしながら、かっこよく棚なんかもつくっていたりしている。
 


素直に、かっこいいなぁって心ときめいた。
心ときめいたけど、決してそういう発想に思い至らないから、きっと僕自身が形にすることは難しいような気がする。
 
自分がおっさんであることを全否定してずっと生きてきたけど、どうやらまぎれもなくおっさんなのだと改めて思い知った。
 
これからの社会はやはり若者がつくっていく。
 
おっさんの役割っていうのは、若者の邪魔をしないことだ…。
と『シン・ニホン』の著者、安宅さんは言った。(またまたシンニホンです。すいません。)
 
心して生きるようにしたいと思う。