4月に入って、総会の時期になりました。
いつも申し上げていることですけど、都会の事情はよく知らないですが、田舎では、区(自治会)が果たす役割は大きいです。
しかし、昨今では役の引き受け手が少なくなっていると聞きます。
田舎の方でも、農業などの、自営されている方は少なくなって、多くの人がサラリーマン化している中にあると、生活の中心は会社などの組織であることが増えてきて、自治会を軽んずる人は少なくありません。
実際、そういう付き合いをしなくても生きていけるかもしれないけど、いわゆる生活の質の向上のために、欠かせません。
例えば、防災面では、消防団をはじめ、自治防災組織があることによって有事における自分の安全の確保ははるかに高まりますし、日役(当地域は総事といっていますが…)で側溝の掃除、草刈、植栽などによって地域の景観保全に貢献できています。
都会の方では、それらをすべて行政がおこなっているということなのでしょう…
しかし、目の前の道路の空き缶一つも行政が拾うようでは、そこに地域に対する愛情など生まれようはずもなく、そういう地域はとても脆弱なのではないかと思います。
地区の誰かがそれを担ってやっているのであれば、それが我が身にふりかかって断る理由はないはずです。
短絡的に、自分たちの時間が奪われてると考える人も多いみたいですが、役を引き受けることで、近所のコミュニティーを味方につけることができするわけで、それは自分たちにもメリットをもたらすものです。
また、役を引き受けることで、自分たちが普段している仕事を俯瞰してみることにもつながり、そういうところからビジネスのヒントが生まれることも多くあります。
だから、私は社員には、そういうものが降りかかってきても断らないようにと話しています。
もちろん、私もそのような役があれば、基本引き受けさせていただき、自分なりに一生けん命取り組んでいます。