Masaki Nishimura 西村 昌樹@masakinishimura
いつもは雪に覆われるこの場所も早い春の訪れで墓を整えることができた。 できなかったことだけにとらわれず、できることに目を向けたい 今日も素敵な1日を♪ https://t.co/nIJmfiiZDH
2020年03月22日 10:22
この地域、だいたい3月の下旬から、4月上旬にかけては、雪に覆われています。
なので、春の彼岸っていっても、墓参りをする習慣などそもそもありません。
しかし、異例の暖冬で、早々と里の雪は溶けてしまいました。
昨日は、天気もおだやかだったので、墓の掃除に行きました。
杉葉がたくさん敷地の中に落っこちていたので、それを拾い、草を抜きました。
世の中には除草剤なるすぐれたものがあるので、それをふりかければ、おそらく草などは全滅してしまうのだろうけど、手間がかかっても一本一本抜いていきます。
一見時間の無駄のように思えるし、1時間やそこら草をひいたところで、完ぺきになるわけでもないけれど、いろいろと頭思い巡らさながら、墓に向かうので、それはそれで意味ある時間なのかなぁと思います。
風が吹けば、翌日には、また落ち葉が墓を覆ってしまうので、はかない墓掃除なので、きれいにするというより『整える』という言葉がふさわしいのかなぁって思います。
ここ数年、墓を整えるのは、私の任務だと決めて、ときどき墓に向かいます。
草を一本一本抜きながら、過去、現在、未来と思い巡らせていく時間を大切にしています。
墓に眠るのは、私の先祖たち。
ある一時、この地で、ささやかな幸せを夢見ながら田畑を耕してきたのだろう…
そして自分もまた、何年かののちには、この墓の中にいるのだろうなぁ…
そんなことを想像して過ごすひとときでありました。