今回のコロナウイルス渦では、4月から入社する新入社員の皆さんにも影響がおよんでいると聞きました。
ある企業では、直前になっての入社取り消しがあったとも聞きます。
人の門出には、いくつかの山があると言いますが、間違いなく就職への第1歩は門出としての大きな山場の一つであることは間違いありません。
大きな山にイザ登ろうとした矢先に、そんな憂き目にあえば、もうたまらなく悲しく、厳しく、大きな失望を抱いても不思議ではないです。
しかし…です。
当事者ではないから無責任な発言に聞こえるかもしれないけど…。
私はこう思います。
それはある意味喜ぶべきことだったと…。
会社を運営する立場の人間だからこそ思うことなのですが、会社にとって人はもっとも欠くべからざるものです。
入社しても新入社員は、おそらく戦力にはならないし、手間ばかりかかります。
今は大変な時期であるけれど、それが延々続くわけではありません。しかし、10年後、20年後に会社を支えてくれるのは、間違いなく『今』入社した人達です。
だから、そんな今しか見れない企業だから、今の財務が大事だから、内定を取り消せるのです。
もし、そんな企業に改めて入社できたとしても、きっとあなたは使い捨てにされるだけです。
だから、いち早くそれをリトマス試験紙のごとく、あからさまにされたということがはっきりしたということ。
そして、人生には順風満帆にいくことは珍しく、何かの危機が訪れることが普通です。
長い人生の中でたまたまこの時期にそんなことがおこった。
そういうことだと思います。
私がいうことなど、皆様の悲しみにはへのつっぱりにしかならないだろうけど、どんな状況であれ、前向きに考えられる人だけが人生を豊かにできます。