ローカルを磨く | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

数日前のブログでもお話しましたが、山陰海岸ジオパークトレイルを行政が大々的にアピールするようになったのですが、私が以前完全制覇した道とは異なっていたので、実際に足を運んでみているのですが、今回は、青谷⇒鳥取間を走ってみました。

 

 

泊駅からスタート
 
いや、間違えて下車したわけではないですよ。
泊駅は湯梨浜町にあり、山陰海岸ジオパークトレイルのエリアから外れてますど、変態活動屋としては、鳥取⇒青谷ではちょっと距離が物足りなかったので、一つ駅を伸ばしてみたという、単なるきちがい(笑)ですね。
 
おそらく走ることに興味がない人は、何時間も何考えて走ってんだ?って疑問がわくのでしょうけど、いや実際、他の人が何考えて走ってんのかよくわかりません。
 
ただ、私の場合は、目の前に飛び込んでくる景色からさまざまなインスピレーションが沸き起こって、ただ想像して頭ぐるぐるしているだけで、実のところたいして何も考えてません。
 

泊駅は、無人駅でそこを下車し、東向きに進んでいくのですが、ふとあることに気づきました。

国道9号線を走っていたのですが、広域農道でも走ってんのじゃないか?って錯覚するほど、車通りが少ない…。

 

 

これはまさにコロナ渦の影響だーなんて思ってましたけど、おそらくそれも多少はあったのでしょうけど、おそらく東西を走る車のほとんどが、山陰道を走っているということに気づきました。

 

あまりの静けさに、走っている分には波の音や、風の音が心地よく走るには最高でしたけどね。

 

私のまちにも9号線が貫いています。

今は、そうはいいながらもまあまあ車通りがしていますが、いずれ、高速道路が延伸してくると、同様の静けさにきっとなっていくのだろうなぁって思いました。

 

高速道路網の整備は田舎の喫緊の課題であると言われていますが、その先には、静けさが待っているのだということを改めて理解しました。

しかし、これを善とみるのか、悪とみるのかは、その人の考え方次第です。

 

ビジネスを考えるにおいて『にぎわいをつくる』ことは、必須だとされています。

そう考えると、高速道路網整備によって、確かにあるところはにぎわいが作り出されるのでしょうけど、戦いというと変だけれど、そういうところに敗れてにぎわいから外れてしまうところがほとんどなのではないかと思います。それは私たちのところも同様です。

 

一般的にはそれは悪とされていますが、さりとて、この人の流れをこちらに引き寄せるには並々ならぬ知恵と努力とそしてさらには運も必要でしょう。

 

であれば、逆張りの考えをもって、より田舎らしく、人を遠ざけ、一人になることをよしとし、つまりはより静けさを求めたそんな形を追求していくのが王道なのかなと思えてきました。

 

皮肉にも、今は世の中がコロナ渦の中に巻き込まれ、多くの人が集まることが敬遠されています。

人の交流がなければ下車した泊駅や、今後の9号線のありようなどのインフラの行く末も気になるところですが、車通りのない道をもくもくと走っていると、この静けさも、価値あることだよな…

 

それをどうやって自分の中に受け入れて、この先も持続可能な場所にできるのだろう…

そんなことをツラツラと考えながら、さらに変態なことになっていってるなぁとしみじみ思うのでした。

 

 

※豆粒みたいでみえないけど、青谷海岸でサーフィンに興じる人々…コロナの影響などどこ吹く風って感じですわ。いい感じ。