防災への議論 | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

市民の防災に対する意識が年々高まっていることを感じますが、その主体者は誰なのでしょうか?

 
以前、町政懇談会というものがあり、町長との対話ができる機会がありましたが、そのなかでも防災に対する要望を町長にお話をされていました。
 
しかし、私はそのなかでふと違和感を感じました。
 
発言された方の言い回しが
「町は防災に対して重点に何をしてくれるのか?」
に終始していたからです。
 
国や行政が住民の安心安全を守る義務があるのは当然ですが、自分自身が何ができるのか?という視点が何より大事に思うのです。
 
自分の安全を確保し、次に家族の安全を確保し、その先に地区の人たちや、町の人たちの安全を確保する。
 
最終的には自分の命は自分で守らなければなりません。
 
そのために、自分は何ができるのか、どう行動できるのか、まわりの安全はどう守っていけるのか、そうやって防災をわがごと化していく意識が何より大事なのだと思います。
 
堰堤や、落石防護柵、防護ネットなどなど…政府や行政は、さまざまなハード対策を施してくれるし、それはそれでとても大切です。
 
行政が定期的にさまざまな訓練の機会も提供してくれますが、それとて、やらされている訓練には何の意味もありません。
主体的に取り組むことなくしては、訓練の効果も半減するというものです。