感動にお金を払いたい時代 | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

ラグビーワールドカップがはじまり、私もときどきテレビでみています。

先日は、マラソングランドチャンピオンシップも、気になって、ツイッターで、試合の経過をみてたりしました。

 

昔に比べて、そういったスポーツの番組にアクセスできる機会が圧倒的に増えている気がしています。

 

人のお金の使い方がずいぶんと変わってきたのだなぁってふと思いました。

昔、人がお金を使うのは、それこそ『生活をするため』であったと思います。

 

食料や、日用品、家財道具、車、家…人が豊かな生活を送るために、一生懸命に働き、稼ぎ、そういったものがまさに『生きる』ために消費されていったのだと思います。

 

しかし、今、100円ショップなども含め『生活』するためのコストはどんどんと下がっていて、世の中にはモノがあふれてしまっています。

極端な話、モノを手に入れるための苦労を必要としなくなってきました。

 

人が今何にお金を使うことに一生懸命なのかと考えてみるわけですが、心が満たされるための感動…。そういったものに人はどんどんとお金を使うようになってきているように思います。

 

スポーツ、ライブ、東京ディズニーランドのようなアトラクションに人は、惜しみなくお金をつかう時代です。

要するところ人が心揺さぶられる何かを得たいがために、お金を稼ぐようになったと思うのです。

 

そして、普通の感動ではあきたらなくなって、人間の満たされたい欲求はどんどんと高まるばかりです。

 

ZOZOを辞めてしまった前澤さんが、宇宙への旅行に多額のお金を払ったことは記憶に新しいのですが、おそらく誰も手に入れたことのない感動が欲しかったとも言えると思います。

 

もう、普通のことでは足らなくなってしまった世の中。

その中で生きていくためには、普通のことではダメなようです。特別な何か…を求める時代になりました。