人の営みに寄り添う社会でありたい | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

昨日のコンビニ閉店のお話の続きになります。

私は、ここで生きていくと決めました。
多少の不便は受け入れるつもりですが、これまで日本は便利さ、快適さをずっと追い求めてきたわけだから、それは田舎に住まうものも一緒です。

不便を解消し、それがかなわなければ不便が進行しないようにしていく。
その努力はたゆみなく続けていかなねばなりません。

四国のある地域では、ガソリンスタンドが閉店したので、最寄のスタンドまで何十キロと離れたところまで給油しなくてはならなくなった。これでは不便だということで、地域でガソリンスタンドを経営するようになったところがあると聞いています。

 

経済合理性を突き詰めていくと、もうからない場所から撤退するというのは自然な流れです。

ただ、皆が少しだけ負担をしあいながら、不便さを解消するという方法はあるのだろうと思います。

私たちが住む村岡は、なまじっか国道9号が走っているので、なんとなく交通量もそれなりにありますが、山奥の地域には変わりなく、そういった四国の地域のようなモデルをまねてやっていかなくてはいけない時代に来ているのかもしれません。

 

地元資本の強みは、生活者とサービスの提供者が同じところで生活しているので、そういった苦しみを共感しやすいことにあると思います。

しかし、それも地域の人が支えてくれなくてはなりたちません。

消費者の力は強く、自分たちの意に沿わないサービスはすぐにはじかれてしまうので、そこは地元資本としても、甘んじることなく精進していかなくてはならないですが、生活者という意識をもって、地域が持続ある社会であり続けるには、生活インフラがとだえないための行動、つまりは買い支えていくということも一方で考えていかねばならないと思います。