大原美術館を訪ねました。
大原美術館に興味をもったきっかけがなんだったのかわすれてしまいましたが、ひょんなことから、大原美術館の設立者、大原孫三郎のことを知ることとなりました。
さっそく、本を購入し、先日読み終え、倉敷にぜひ行ってみたくなり、訪ねてみたわけです。
美術の教科書で昔見たことがある、著名画家の名作の数々が並んでいてまさに圧巻でした。
ただ、よわい40半ばになると、感性でものごとを見ることができず、というより美術鑑賞のセンスがないといったほうがいいのでしょうか…
ミロとか、ピカソとか、近代絵画の巨匠の作品はそのすごさが実のところよくわからなかったです…
今回は、私にとっては絵画の一つ一つの作品のすごさよりも、それを個人資産で買い集めた大原孫三郎の生きざまを肌で感じたかったのです。
大原美術館のことは以前から名前を聞いたことはありました。
もしこの伝記を読まずにここを訪れていたとしても、自分にはそれ以上感じることはあまりなかったように思います。
しかし、この伝記を読み、その背景をしっかりと頭に叩き込んでいった倉敷の街は格別にすばらしかったです。
日々いろいろなモノやコトに触れます。しかし、さらっと表面でしか感じないことも多々あり、ほんとにもったいない生き方をしているなぁと思います。
せっかくそういったチャンスが目の前にあるのを、ただ漫然と生きていくのではなく、それをじっくりと味わえるような日々にしていきたものだなあと改めて思ったのでした。