香港に来ております。
私にとっては初めての香港なのですが、今回、自分の中で一つのある疑問をもちつつ、ここに来ました。
私の住むハチ北にも昨今、外国人の方が訪れる機会が増えてきました。
先般のゴールデンウィークには、私のところの民宿に香港から3泊されました。
正月にも、5泊ぐらいだったか、青年が宿泊をされてました。
たまたま香港の人が、そんな形で、長期滞在をされているのが、なんだかちょっと不思議で、いったい香港という地域(今は中国の一部ですからね…)ってどんなのだろうという疑問があったのです。
実際、訪れてみてわかったことは、香港は超巨大都市ということ。
ガイドさんからもいろいろ説明を受けましたけど、いわゆる一軒家というのが極端に少なく、ほとんどがマンションです。
一軒家に住んでいる人は、『超』がつく、資産をお持ちの方なのだそうです。
山や海もあり雰囲気は、神戸に似たようなところがありますが、都市の密度というか濃さみたいなものは神戸の比ではないなぁというのが実感です。
香港国際空港へのアクセスのよさ、LCCの就航による海外旅行へのハードルの低さなどもあいまって、日本に行くというのは、彼らにとっては特別なことでもなんでもなく、まるで私たちが2~3時間圏内にぶらっと行くようなそんな雰囲気で日本に訪れているのだ…(とは言っても4時間ぐらいはかかるんですが)
そういうことを実感しました。
実際、LCCを利用し、ゲストハウスなどを利用すれば、2~3泊の旅行でも2万円ぐらいで、日本を満喫できるわけです。
こんなお得感なら行かない手はないでしょう。
大都市で日常を暮らし、自然を求めて遊びに行くなら、いっそのこと外国にいっちゃえ!
そんな雰囲気です。
彼らが見る日本というのはそういう立ち位置にあるのだということを私たちは意識しないといけません。
地方創生に絡む話では、東京一極集中のことを言われますけど、東アジア全体で考えれば、メガシティーで言えば、ソウル、北京、上海、台北、香港…などなど、都市としての魅力を発信し続けているところは他にもあるわけで、東京⇔日本の田舎という対立軸で考える時代はもう終わったのではないか…
そんなふうにも思いました。
普段、田舎に住んでいると、思考の枠が、関西という枠であったり、日本という枠の中だけで考えがちですが、外に出てみると、もはやそういう枠などを超越している世界の中に生きているのだなぁと改めて実感したのでした。