昨日フォローしている田中くんのツイートが目に留まりました。
田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産@tanakakazuma
人並みに納税しようがネットで物を売ろうが売り上げが伸びようが人から評価を受けようが食っていける利益があろうが家族が笑顔であろうが、雇用してないって事に何か昔から後ろめたさみたいなものがある。隣の芝生を見てるのかもね。その人の人生丸ごと見るって覚悟がまだ足りない。課題だ。
2019年04月25日 16:37
私は、彼が思わずつぶやいたこのツイートをみてとっても意外に思ってしまいました。彼は、地域ナンバーワンのインフルエンサーで、マーケティングに関して、私たちのはるか上を行く人なので、従業員がいないことが課題だと感じているなどとはまさか思わなかったからです。
この記事を読んで、真っ先に妻の父と昔お酒を飲んだ時に、ポツッと話をしたことが真っ先に浮かび、思わずリツイートをしてしまいました。
Masaki Nishimura 西村 昌樹@masakinishimura
義理の父が昔こんなことを言っていた。 義父『世間ではイチローや、大谷がすごいすごいっていってるけど、僕は君の方がすごいと思うよ』 私『何でですか?そもそも足元にも及ばないですよ』 義父『君は従業員を雇ってるじゃないか、イチローは従… https://t.co/CggtOwUyUq
2019年04月25日 16:56
Masaki Nishimura 西村 昌樹@masakinishimura
そんなに大きなお店ではなかったけど、パートさんを雇っていた義父の言葉は、今も私の心のささえになってる
2019年04月25日 17:17
私は32歳のときに経営者になりましたが、いつも心をよぎるのは、社員を路頭に迷わせてはいけないということです。
それはときに、プレッシャーとなり、時に眠れないことがあります。
だから、ときどき、従業員がいなかったら、自分はどれだけ楽になれるだろうとそんなふうに思うこともあります。
しかし、そう思っては、頭の中でかき消し、あの義理の父が言った言葉を思い出し、歯を食いしばることも一度や二度ではありません。
私が経営する会社は20名弱の社員がいますが、私が父から引き継いだときも、だいたいそれぐらいの人数の社員さんがいらっしゃいました。ある意味、苦労せずにそういう環境を手に入れたともいえます。
しかし、創業者は裸一貫で事業をはじめ、仲間を引き入れ、少しずつ少しずつ事業を大きくしていっているのです。
彼のようなある地域のスーパースターが、そういうことに思いあぐねているのだと知ったので、私自身とても恵まれた環境にいるのだなぁと改めて思ったのでした。