トレイルランニングという遊び | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

 

トレイルランニングと出会ったのは、2010年になります。

 

『OSJ氷ノ山系トレイルラン』という得体の知れない、なんともキチガイな大会が地元で開かれるようだ…

 

ということで、地元でエイドの支援をしたことで初めて知ることとなりました。

11月頃だったと思います。朝晩めっきり寒くなり、雪が降るんじゃないかというぐらい冷え込みが厳しかったときでした。

その時私たちは、標高1000mぐらいのところでエイドで選手の到着を待って、ドリンクの提供などをしていました。

 

トップランナーは16時頃の通過だったと思います。

スタッフの人からは最終ランナー通過時刻は23時頃だと聞いてました。

 

実際、あたりが真っ暗になっても人はポツポツとまばらにしか現れない。

70キロを超える大会なのに、エイドは2~3カ所しかなく、食料や水分はみんなリュックを背負って走ってました。

おまけに真っ暗ですから、ヘッドランプで前を照らさなければなりません。

 

ほとんど自己完結なそんな大会は、村岡ダブルフルを何度か経験していても(この大会も相当キチガイな大会ですけど)、それ以上にキチガイな大会…

 

それが私の第一印象でした。

第3回目ぐらいの開催のときだったでしょうか。

 

その年、さまざまな用事が重なり、村岡ダブルフルへの参加ができなくなり、そのシーズンのなんとなく物足りなく感じていて『そういえば、今年もOSJトレイルがあるのだと思い出し 』恐る恐るエントリーをしたのが2012年のことです。

 

朝6時スタート。

ダブルフルのスタートで5時スタートを経験していたので、そこは織り込み済みで、しかし、先も述べたように、ほぼ自己完結な装備をしなくてはいけなく、ひたすら登山道のような場所を走ります…。

 

後半にもなってくると、前後で走る人の気配すら感じられないような孤独な感じ。

 

加えて、周囲は真っ暗になって、ヘッドランプだけを頼りにゴールを目指します。

 

私がゴールしたのは20時ごろだったと思います。

 

アップダウンのきつい過酷なレースで、ダブルフルよりもつらい部分もありましたけど、ゴールしたあとのなんともいいようもない達成感に、いっぺんに虜になってしまいました。

 

昔から、ツールドフランスとか、パリダカ―ルとか、トライアスロンとか…エンデュランスな大会をテレビで特集されるたびに食い入るように見入っていたけれど、まさか自分がそんな大会に出ることとになるとは思ってもいませんでしたが、そんな冒険心をくすぐるような新しいスポーツにハマってしまいました。

 

そしてまた、生粋のロードランナーでもなく、どちらかというとランナーらしからない体つきの私にとっては、アスファルトの道は、想像以上に関節へのダメージが大きく、それに比べるとトレイルは土の道をはしるのかそういうダメージはあまりなく、自分の体質にもあっているのでしょう…。

 

だんだんとのめりこんでしまい、今年もすでに2レースのエントリーし、おそらく今年はあと2~3レースは出ると思います。

 

普通?の人にとっては、まったく意味不明なトレイルラン。

しかし、山男な私にとっては、もうこれ以上ないってほどおもしろい遊びになってしまったのでした。