昨日は、学校運営連携委員会が開催されました。
ひょんなことから、この会議の委員を仰せつかり、出席させていただいています。
学校をどうしたら魅力的にできるのか…ということについて、出席者のからの貴重な意見をお聞きしながらふと気づいたことがありました。
『つながっていることにいかに気づかせるか?気づけるか』
ということです。
私は、中学校までは、そこそこ勉強ができたほうだと思いますが、高校に入るとどんどんと授業が高度になり、勉強するのが嫌になりました。
進級や進学のためには授業でいい点数をとるための努力をしなくてはいけないことは理解できますが、もう教科書を見るのも嫌になってきました。
今、建築という仕事に携わっていると、法規だとか物理だとか、その当時嫌だと思っていたことが否応なくのしかかってきます。
建築に携わっている方ならご存知ですけど、建物が強度的に安全であるために構造計算というものをやるのですが、もうそれは物理そのものです。
仕事がらということもあるかもしれませんが、おそらく中学や高校で身に着けたであろうさまざまな知識が、実社会に登場する場面がたくさん登場します。
そのときに、
『あーあのときもっとがんばってればなぁ』
って思うことしばしばです。
今高校生に戻れたら…なんて考えることもあります。
それは、今の実社会の中で必要性を感じるからです。
当然ですが、中学や高校などでは一般社会での経験はなく、学校での経験しかありません。
だから、なぜそれをしなくてはいけないのか…という理由が明確になっていないのです。
だから、必要性を感じないから、やる気がおきないのもある意味当然といえます。
勉強しろ!と世の親たちは、口酸っぱく言おうとするのは、それが必要だと感じているからですよね。
だから、勉強しろ!という前に、なぜそれが必要なのかということが彼らにリアルに想像できるようにすることって大事なのではないかなぁと思うのです。
中学校でのトライやるウィークや高校でのインターンなどはまさに実体験を通じてリアルな社会を経験させていると思いますが、
親である私たちが、もっとそのことを理解して子供に接しなくてはいけないんじゃないか…
いかに実社会とのつながりをリアルに見せることができるのか…
そういう工夫が必要なのだと感じました。