community valley構想を提唱します。
かの楽天は、インターネットサイトで、近頃も1兆円を超える売り上げを初めて記録したということでニュースにもとりあげられました。
インターネットのショッピングサイトは、今や『amazon』『楽天』の2大巨頭で占められているわけですが、楽天とamazonとの決定的な違いは、楽天は、各お店の売上に貢献するためのECコンサルタントを配置したり、運営ノウハウが学べる学習講座を開設するなどして、自社ウェブサイトに関するさまざまな支援を行える体制を整えていることにあるといいます。
だから、インターネットの世界でありながら、既存の商店街にあるような商店会のような組織をうまく機能させて、コミュニティを形成していることです。
地方の人口減少により、商店街は今や壊滅状態になります。
小さな商圏の中だけで商売を成り立たせることはできないからです。
私が、考えるcommunity valleyとは、楽天の逆のようなものです。
地域には、強力なコミュニティが存在します。
そこに住む人々がお互いの知恵を出し合いながら、インターネットを駆使して、外側に向けて商売をやっていくのです。
楽天の商店主は全国各地に散らばっています。
地理的に遠く離れているわけですから、頻繁に会うことができません。
しかし、いわゆる地域コミュニティは物理的な距離がありません。
すぐに会うことができます。
そのメリットを最大限活用するのです。
先日、こんな本を読みました。
![]() |
ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学
1,944円
Amazon |
その中にこんなことが書いてありました。
いまやインターネットが世界にいきわたり、ビジネスがグローバル化したといわれているが、投資家は、起業家たちと頻繁に生の情報交換をして投資ができるかどうかを決めている。
だから、IT先進地としてシリコンバレーが君臨するのは、そこに投資家が集まり、頻繁に直接会って話をしているからだ。
どんなに時代が進もうとも、やはり人と人がコミュニケーションをとるといういことはなくならないということです。
むしろ、こういう時代だからこそ、その役割がもっと重要になっているともいえます。
だから、リアルなコミュニティというものを核として、そこからインターネットを介して、そとに広げていくのです。
まずは、お互いに、スマホの見方、エクセルの使い方、そんなことから始めたらいいと思います。
老若男女問わず、みんながパソコンやスマホを駆使し、それらを教えあいながら、ITスキルをどんどん磨く…
そして、そういったスキルを携えて、外に打って出る。
みなさんどう思われますか?