被災を受けた多くのみなさまに、お見舞いを申し上げます。
各地で同時多発てきに起こった大雨も、ようやく終焉を迎えたような感じですね。
しかし、こんなに広範囲に同時に発生したことはかつて経験したことがなかったのではないかと思います。
今回、広島、岡山に特に甚大な災害が発生し、山陽方面の高速物流網はズタズタになってしまい、日本を横断する物流は、それを回避するために山陰地方ルートを選択している人が大勢いました。
国土開発の世界で、ミッシングリンクという言葉が使われています。
リンク(環)がミッシング(失われる)ということ。
今、日本中が高速道路網でつながれてきているわけですが、特に但馬地域は、まさにこのミッシングリンクとなっている、つまり高速道路網がこの但馬では寸断されています。
政治家のみなさんが以前からしきりにこのことをおっしゃっておられたわけですが、なるほど今回の大規模災害時には、その重要性を実感しました。
主要国道である国道9号線も、但馬トンネルがネックとなって、交通を寸断してしまう始末。
いまや便利さを手に入れた私たちの生活は他者依存度が大きく、特に食料を中心にして、物流が寸断されてしまうと、とたんに窮してしまいます。
そんなことを考えると、いかに物流を確保するのか、これはある意味生命と直結する話なのですね。
大きな出来事がおきないとわからないこと多数。
まだまだ私自身、浅はかだと反省です。