今朝のサッカーの試合に対する評価はさまざまでしょうけど、私は、終わったあとのインタビューの声にじっと耳を傾けていました。
私よりも、10以上も若い選手たちだけれど、成人した大人たち。
子どもではないから、インタビューの場面がどういうものかも十分にわきまえているはずなのだけれど、悔しさでぐちゃぐちゃになりながら、涙する姿をみて、それだけ僕らは人目もふらず泣きじゃくれることって果たしてあるんだろうか…と考えてしまいました。
それだけ彼らは一戦、一戦に人生をかけていたんだなぁって…
私自身振り返ってみても、数知れず悔しい思いはしてきているけれど、いままで、それで泣きじゃくったことってなかったです。
まだまだ人生にそれだけの重さを費やしていなかったことなのだろうなぁと…。
また、一方で、負けを負けだと潔く認め、受入れている度量をもった選手、あのときこうすればよかった、ああすればよかったって…、あとで後悔することはたくさんあるけれど、自分のすべてを出し切ったという充足感、足らない自分を認め、もうすでに、今からのことをしっかりと未来を見つめている姿、これもまたすばらしいと思いました。
世界中のサッカー小僧が夢見るワールドカップの舞台。
その中でも、歓喜に浸れるのは、世界でもわずか11人しかいません。
あとは、常に悔しさがつきまとってくる。
その悔しさに一人ひとりが様々な形で向き合って、次なるステップへどう踏み出すのか…。
いずれにしても、極限まで自分を追い求めた人どおしが交わることで生まれる『何か』、私たちはそれをみて人生を深く考えるきっかけを与えてくれます。
選手のみなさま、そしてそれを支えた多くのみなさま、本当にお疲れさまでした。