寺社仏閣など、古い建物のあるところに行くと、荘厳な気持ちになったり、することがあります。
今でもそのスケール感に圧倒されるますが、建立当時は、機械もたいして発達もせず、すべて人力でやっていたのだと思うと、先人たちのすごさにただただ敬服するばかりです。
また、当時の文化の粋を随所にほどこし、いたるところで装飾されたパーツをみることもできます。
そういう場所に行くと、場の力というのか、圧倒的なパワーを感じずには、いられません。
しかし、最近建てられる建物では、あまりそういうもの感じることがないのがまた不思議です。
この違いというのはいったいなんだろうなかなぁと考えるわけですが、それはきっと人の思いの差なのかなぁと思います。
実に、非科学的であるのですが、そうとしか考えられません。
今、巨大な建造物でいうと、スカイツリーとか、そういうものがあたるのでしょうが、もちろんそこに従事された方にも気持ちが宿っていることは間違いないのですが、科学技術が発達したが故に、機械によって施工することが可能となり、人の手を必要とする範囲が狭くなってきた分、魂が乗っからなくなっているのではないかと…
そんなふうに思います。
逆に、どんなに小さなものでも、そこに一生懸命思いを載せる…しかもその数が多ければ多いほど、できたときものは、見た目以上の何かがそこに宿るような気がします。
私自身箱を作ることをなりわいとしていますが、そこのところはしっかりと考えなくていけないなぁ…
自己反省も含めて…。