そして一軒空き家になった | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

 

先日、近隣に住むオジオバがずいぶんと高齢になってしまい、二人だけの生活だけではなりたたないということで、イトコのうちの一人が引き取って面倒を見るということで地元に帰ってきていました。
 
イトコとも会話をしましたが、まだ働き盛りの彼としては、現時点では田舎に戻ることはできないとのことでした。
 
これで、オジオバの家はしばらく空き家になってしまいます。
田畑は以前から私たちがお借りし、一部を耕作し管理をしていましたが、そのほかは放棄地のままです。
 
イトコもいずれは戻ってきて自分のふるさとの土地建物を守っていくつもりはあるようですし、ぜひそうあってほしいと願ってはいますが、これまで培ってきた人間関係やら、仕事やら、さまざまなものがありますからそう簡単にはいくともいえませんし、先のことは誰も担保できるものでもありません。
 
事実としてあるのは、今は誰も住んでいない家ができてしまったということ。
 
ずいぶんと親しくさせてもらっているオジオバの姿がしばらく見られなくなり、さみしさと切なさみたいなものを感じています。
 
考えてみると、ずっと人口に関しては右肩下がりです。
にぎわいが復活したとかいうこともまったく実現できていません。
 
これまでずっとマチづくりと称していろんなことをやってきたし、今もやっているつもりになっているけれども、焼け石に水がごとく、理想とはほど遠い状況です。
 
自分の無力さを感じています。知恵も行動もまだまだ足りないということなのでしょう…。
 
今、できていなことを嘆いてみても何もわからないことも百も承知です。ですが、このまま終わってしまってはぜったいにいけません。