昨日、地元の漁業組合の幹部の方と、私の会社が所属する建設業協会の役員との協議が行われました。
河川工事などで、濁り水が出ることによって、地元の河川である矢田川の稚魚が死滅したり、あるいは遡上しなくなったりして、矢田川の河川環境が悪化する懸念があるため、今後きちんとした対応ができない業者には協力金という名目で、実質的な制裁金を課したいというお話でした。
そして、その背景には、工事に対する環境配慮が足らない業者が散見される実態があるからとのことです。
役員さんのお話では、多くの業者は真摯に向き合ってくれるけれども、中にはそういった漁業組合の注意にもまったく耳を貸さず、好き勝手にやっている業者がいるとのことでした。
私の会社も河川工事に多くたずさわっているので、もしかしたら多くのご迷惑をかけてしまったのであれば本当に申し訳ないことなのですが、具体的な企業名までは出されなかったので、これは業界それぞれが自分ごととして考える必要を感じています。
今、世の中がだんだんと世知辛く感じてしまうのは、こうしたさまざまな諸問題が日々起きていることによって、法やルールを厳格化したりすることによることが多分にありますが、それは、世間一般でまあよしとされている行為を著しく逸脱してしまって多くの方にご迷惑をかけるような事例があとを絶たないからです。
私が知る限り、。だいたいにおいて厳格化する方向にあり、法が緩くなったということはほとんど聞きません。
社会によって、よりいい方向は何かということをみんなが自主的に考え行動し、そういった煩わしい法などが一つでもなくなっていく社会になっていくようになれば世の中はもっと素敵な社会になるのだろうに…と願わずにはおれません。