傍若無人ということばがあります。
辞書で調べてみると
「まわりに他人がいないかのような自分勝手な振る舞いをする」という意味の四字熟語
とあります。
どちらかというとネガティブな意味なわけですが、一方、何かを成就させるときに、周りのことばかりを気にしていると成就しないこともあります。
また、さまざまなしがらみがあって(というより自らがそれをつくって)先にすすまないこともあります。
ムラ社会で生きていると、地域の慣習、ルール、掟といったものがあって、そこを意識して生きることは大事だと思います。だけれど、そこにばかりにしばられてしまうとイノベーションもおきず、それはやがて衰退するばかりになることもありうるわけです。
保守なのか、革新なのか…どちらに偏ってもいけなくて、そのバランスが大事なのですね。
しかしながら最近こうも思うのです。
『しがらみ』という目に見えないバリアはいったい誰がつくっているのか…結局のところ自分自身なんですよね。
あの人にこう言われるんじゃないか、ああ言われるんじゃないか、自分自身が勝手にそういうことをつくりあげて、がんじがらめにしているかもしれません。