昭和のにおいがプンプンする。 | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

私は、地域の集まりなどで、オーナーは自分の店の中にいてはいけないとよく話をします。

 

観光という仕事の場合、集客面においては、『どこに泊まるか』という以前に『「どこに」「何しに」行くか』ということがもっとも大事な要素だと考えています。

 

では、地域に人を集めるためにだれがその集客をしてくれるのでしょうか?

 

それは、そこで生業をしている個人のオーナーにほかなりません。

 

もちろん、地域への集客をスムーズに進めるために、観光協会というものが存在し、そこに人を配置し、そういう人がプロモーションなどの実働の部分では、大いに活躍してくれるとは言っても、それをまわすための意思決定は観光協会を構成する個々の営業者です。

 

実のところ、観光協会の仕事は多肢にわたります。人が何人いても足らないぐらいです。だからといって無尽蔵に増やすわけにはいきません。

 

だから、それぞれのオーナーはもっと地域全体のマネジメントのために、力を出す必要があり、バイト代を惜しんで、自分が皿洗いをしてはいけないと私は思っています。

 

よく聞かれるのは、

『うちなどはまったく余裕がないので、外になんか出ている場合ではない』ということですが、そこはまったく異なります。

 

余裕がないから、逆に外に出て地域の魅力をつくる努力をしなければ人は集まらないということです。

 

昨日のブログでも述べたように、毎週さまざまなイベントなどに関わると日役みたいなことが多かったりします。そういうイベントでも外注できるところは外注して、より専門的な人がそれを運営したりすることは必要です。

 

ですが、それらをやってもまったく日役がゼロになることはないので、そんなときには経営者は率先して日役にあたることもあるかもしれませんが…そこは、しっかりとイベントなどをマネジメントして、そういうことを回避しなくてはいけませんが…。

 

この前あるお客様にズバリ言われてしまいました。

 

ハチ北は昭和のにおいがプンプンするねって…。

 

つまりは、20年以上まったく進化していないということです。

常連のお客様だから、物おじせずはっきりと言ってくれたのだと私は逆に感謝しなければいけません。

 

私はその原因の一つは、宿のオーナーが内にこもってしまったからだと思います。

 

常にハチ北全体としてどういう魅力をつくっていくのか…

 

それができるのは、そこに住む経営者しかいないのです。