ちょうど今、ピョンチャンオリンピックが行われていて、日本選手が活躍されている様子が、メディアで伝わってきます。
時差のない中のオリンピックであるが故に、外国でやっているという感じも若干薄らいでいますが、『世界』というものを意識せずにはいられません。
さて、自分のムラの人口を統計上で知ることはあっても、全員が一同に集まる機会なんてほとんどないので、目で多い少ないを実感できることはほとんどありません。
ムラには、家が建っているので、もちろん朽ちていく建物もあったりするわけですけど、空き家になっていても、建物そのものは存在するので、10年ぐらい前と目立ってはわかりまsん。
しかし、私の子どもは小学校や中学校に通っているので、運動会とか文化祭とかそういう行事に行くと、全校生や学年を目で確認できますので、
『えっ!子供ってこれだけしかいないの?』
っていうことことを毎年感じます。
なので、世間一般で言われている少子高齢化というのをリアルに感じている人というのは、実は案外と少ないのではないかと思います。
香美町は、合併当初、約21,500人いたのに、今は17,000人と実に4,500人も減少しています。
旧小代地区は合併前約2,500人ぐらいの人口だったわけですから、街に入ると、まったく人の気配がないと考えればいかに恐ろしい状況であるのですが、やはりそこまでの実感はありませんね。
そんなことをツラツラ考えていくと、多くの産業は、地域の人を顧客にしている場合が多いので、そのことをもっと切実に感じる必要があります。
仮に4,500人の人口にまったくモノが販売できないということを考えれば、自分たちのビジネスがいかに厳しいどころか即倒産なわけです。
残念ながら、日本全体がそのような状況なわけです。
ビジネスを考えた場合に、そうなるとやはりこんな山奥でも世界というものを意識せざるを得ません。
物販はそれでもまだ、そういうことは描きやすいと思います。
今や、インターネットを通じて、なんでも販売できる時代です。それこそ世界へも売ることは可能です。
実際、世界の人口はまだまだ増え続けていて、俯瞰して世界に置き換えればかつての日本のような状況、いわゆる高度経済成長というのはまだまだ続くし、今までそれに慣れている私たちは、そのノウハウを世界規模で展開すれば、まだまだいけるのだろうと思います。