
昨日は、父を介護事務所に私が送迎を行いました。
父は、3年ほど前に、脳梗塞を患い、以後その影響で、下半身がほとんど動かない状況になり、今は車いすでの生活を送っています。
幸いなのは、移動の手段は奪われてしまったものの、書いたりするようなことはできるのと、会話も普通にできます。
父は今私が経営を任されている建設会社の創業者でありました。
仕事一筋の人ですが、仕事をしている時が最も楽しいと平気で語るでした。
一介の大工からスタートしたものですから、モノづくりをしているときがもっとも楽しい時間なようで、会社の規模がだんだんと大きくなり、マネジメントに多くの時間を割かなければいけなくなった、40代、50代はとても苦しかったといいます。
なので、私が経営を引き継いで代表になったとき、いわゆるマネジメント業務は私が全面に引き継いで、会長職になってからも、お客様から依頼を受けて、リフォームや新築などの工事に監督職として携わっていた頃は、再び楽しさを取り戻していて、仕事=好きなことという人生って実に幸せなことだなぁと感じたものです。
そんな人生を歩むなかで、煙草も吸わないし、酒も多少はたしなむ程度で、大きな病気もすることなかったので、健康面には、特に注意することなく日々過ごしていた矢先の脳梗塞であったわけです。
そんな父はしみじみ「『健康づくり』をもっと積極的にするべきだなぁ」と言っています。
私たちの村には、90代、80代の諸先輩が多数おられて、そういった方々はとっても元気です。
父曰くは、そういった先輩方は、農業にいそしむために、必然的に体を動かしているから、意識しなくても健康が保たれたのではないか
一方父は、病気はしなかったものの、それは不健康ではなかったというレベルで、健康とはいえなかった。
やっぱり、健康は積極的に自分たちがつくっていくものなんだと…。
それをしてこなくて今に至っていることは自分の反省すべきことだったなぁ
と語っていました。
おそらく、それは真なり。
今、私自身40半ばを迎え、日常ではさして大きな影響を受けてませんが、積極的に健康づくりを行っているというわけではありません。
しかし、健康であるということは、自分が意識をして『つくって』いかなくてはいけないものだと思います。