インフラができたら真価が問われる | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

さて、あと残り3日

29年の総括の時期を迎え、ニュース記事などでも、今年の話題ベスト10とか、そういうことをやっていますね。

 

 

 

私たちの業界も絡むお話で言うと、浜坂道路の開通でしょうか

浜坂や香住など直接関与する人にもお会いすると、

 

『便利になったわー』という声をきくと、

 

あーやはり地域にとって、『道』というのは大きな問題だよなぁと改めて思います。

 

私たち建設業界にとっては、道の完成はある意味、プロジェクトの終焉でもあるわけですけど、地域の人にとっては、これからがスタートとなります。この道をツールとして何を広げていくのかということです。

 

道ができると繁栄するところ、衰退するところ…これまでの人の流れが変わってきます。

 

道が伸びれば確実に便利さは増すわけですが、多くの人々にとっての最終目的に私たちの地域がなりえるのかどうか…

 

 

関西圏で言えば、大阪、神戸、京都の3都が大消費地であり、そこの人たちの経済をどううまく取り入れるのかということは大きなポイントです。

 

しかし、道がよくなっていくということは、何の魅力も持たない地域は素通りされるということでもあります。

 

自然が豊かだ、人情があったかい…

それはそれで素晴らしい強みであるけれど、おそらく地方の人すべての人がこのキーワードを絡めているはずで、ではより具体的にそれを表現するものをもっていることが重要です。

 

もっと言えば、その自然にしろ、地域の人情にしろ、それは他力でしかありません。

 

自然と親しんできた『私』自身の生き様、人情深い地域で培われた『私』自身の生き方…

 

そこに帰着してくるのではないかと思うのです。

 

どんな場所であろうとも、まずは自分がここに生きていることに誇りをもって生きていれば、それに多くの人は共感してくれるはずです。

 

舞台は整ってきました

演じる私たちが何を表現していくのか、これからはもう言い訳はできませんね。

 

『自分自身』の真価が問われるときです。