私が知っているNくんは、いつも子供たちに人気です。
いつも冗談ばかり言って子どもたちを笑わせます。
若者をつかむというのは、やはり自分の目線をその年齢に下げるということなんでしょう。
誰にも、子どもや若者の時代があって、最初からおっさん、おばさんであった人はいなかったはずで…
ですがいつの間には思考の幅が、その年代になってしまうと、そのあたりの思考に凝り固まってしまっています。
これからの世代をけん引するのは、いつの時代でも若者です。
だから、私たちは
『いまどきの若者は…』
って嘆いてばかり言って、彼らを理解する努力をしなくてはいけないと思うわけです。
例えば、スマホの扱いにしたって、彼らはいとも簡単にデジタルツールを使いこなします。
コミュニケーションが希薄になったというけれど、従来型のコミュニケーションとは異なる手段を用いているだけで、根本的に人とつながるという思考は、そう昔と変わるわけではないように思います。
私たちは従来の思考に凝り固まり、そこを中心にしかものごとみていないと、違うやり方に理解ができないという話になるわけですね。
自分自身の戒めを込めて、彼らに寄り添えるようにしないと、ますますおっさん度合いに拍車がかかってしまうと思ってしまう今日この頃です。