16日にスキー場オープンを間際に控え、この地域も少しずつ戦闘モードに入りつつあることを感じているところですが、それと同時に聞こえてくる話が、人手がない…というもの。
スキー場は、リフトの営業ということでもあり、リフトは人を運ぶ運輸業でもあり、人の命を預かるものですから、やはりさまざまな規制があります。
だから、安全に運行するために、リフト一基に対して必要な人員の確保というのは、絶対条件になってきます。
以前は、農業者が街部に出稼ぎに行く代替えのしゅだんであり、その後建設業従事者が増えて来る中での冬季対策でもありました。
しかし、高齢化が進んで農業者自身が少なくなってきていること、私がやっている建設業分野においては、人の確保のために、仕事を通年化していきている状況などもあり、そういった人の確保が顕著に難しい状況になりました。
打破する方法はいくつかあるのでしょう。一つは高賃金化になること。一つは、季節雇用というリスクを軽減し、年間雇用化すること。
この二つにあるのではないかと思います。
高賃金化するためには、誰でもが簡単にできない技術などが必要とされる仕事に転換すること
そして年間雇用化するためには、繁忙期、閑散期と季節変動の大きさを仕事を組み合わせることによって平準化させるか、または四季型観光への移行ということ。
これらを巧みに組み合わせて、打開していかなければなりません。
私は、以前から申し上げているように、但馬地域の新興において、観光こそがトップランナーです。
しかし、今のような大きな課題が山積する中で、こういった問題をクリアーしていかなければ、但馬の未来はありません。
私自身もいっしょになって動いて、成果をつくるようにしていきたいと思います。