さまざまな事業をやっていく中で、成功している事例には、だいたいのセオリーがあるように感じています。
それは、その事業をリアルに想像できるようなシナリオがしっかりと書けているかどうかです。
『初めて取り組むこと』とは言っても、だいたいが過去に経験したことをアレンジしたり、カスタマイズしたりしていることが多く、ほんとうに何もない状況からつくりあげるというのはまれだとと思います。
だから、そういう経験値を紙などの書き起こして、シナリオをつくり、その中で限りなくリアルにイメージできるようにしていくことで、あらかじめ失敗がそうていされることなどをつぶすことができるし、より高度な動きを想定することができるわけです。
私自身いろんな会に所属していますが、やはり、そういうことに緻密さがある会は、社会に与えるインパクトが相当大きいです。
そして、終わったあとには、いわゆる慰労会的な反省ではなくて、何に問題があり、次にどう対応していくのか…
そういうことがしっかりと議論されています。
だから、年々、レベルがあがり、毎年参加しているひとには、そういう成長がみられることに、また感動をするわけです。
うそでもいいので、歩く一歩は右足からなのか、左足からなのか…
そんなところまでリアルに描写できるようになると、いいものができてくるのではないかと思います。