最近、仕事には大きく分けて二つあるのではないかと思うようになりました。
それは、究極的に言うと、『作業』であるか否かということです。
例えば、上司から言われたとおりに仕事をすること…
これは私は『作業』という部類に入ると思います。
つまりは、ルーティンとでもいいましょうか、特に深く考えることもなく、言われたとおりにやること、あるいは決められたとおりにこなすこと…
これは作業の部類です。
一般的にどんなに高度な技術と言われるようなものでも、慣れてくれば、頭で考えることなく、体で勝手にやってしまうようになります。
工夫して何かを変えていくというプロセスが伴わなければ、それはやはり作業なのです。
私は、本当の『仕事』というものは、創造的に何かをやることだと思います。
職人さんが手を動かすこと、それ自体は作業です。
ですが、より華やかな形だとか、より精度をあげるために何かを変化させていくときに、人は頭の中をいろいろめぐらして、考えていきます。
あるいは、同じ作業の繰り返しであっても、いかにスピードをやっていくのかこれもまた考え、工夫し、行動しなくてはいけません。
こういうことが私は『仕事』であると定義づけたいのです。
だから、自分が日々、糧を得るためにやっていることが作業のレベルだと認識すれば、それは誰かにとって代わられる可能性が高く、今でいえば、AIの世界にとってかわられるのでしょう。
しかし、創造性のある仕事は、私はどんなにAIが発達しようとも、それがとって変わられることはないと信じています。
だから本当の『仕事』を私たちはやっていかねばなりません。