コミュニケーションの生産性 | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

 

 

最近、周囲のみなさんに、スマホを持ちましょう!、LINEやりましょう!と声を大にして言いまくってます。

 

すいません。

別にLINE株式会社のまわし者ではありません。

 

いや別にLINEじゃなくてもいいんです。

facebookのメッセンジャーでも、googleハングアウトでもなんでもいいんですが、とにかくみなさんが今一番使いやすいプラットフォームで情報共有する仕組みをととのえればそれでOKなんです。

 

いまのところ、老若男女問わず一番使われているプラットフォームがLINEのようなので、みんなにはそうやって言ってます。

 

都会の方はよく知りませんが、田舎の方では、自分の会社以外の何かのおつきあいをしている人がほとんどです。

 

私の場合は、地区の役員、商工会の役員、観光協会の役員、建設業界の役員、温泉組合の役員、消防団員…まだまだあったかな…

 

とにかく、これでもかっていうぐらいに役を引き受けています(というより受けさせられている?)…別に受けたくて受けたいわけじゃないけど、田舎の場合、圧倒的に人材が不足してるんで、いろんなお鉢がまわってくるわけです。

 

私に限らず田舎では一人で、何役もかかえているのが普通な状況です。

それぞれの、団体にはそれなりの目的があり、それはそれで機能しなくてはならないものなのでしょう

地域が存続するためには必要な組織であろうと思います。

 

ただ、それにとられる時間が相当多いのです。

そんな中にあって、では会議の中身がどうであるのか…ということを十分に問わなければなりません。

 

ほんとうに議論し話し合わなければいけないことは、おそらくそのうちの何パーセントに及ぶんでしょう。

 

私の感覚として、約半分は、必要のない時間だと思っています。

報告事項の類などは、事前にSNS(メール)配信しておけば足りることです。

 

また、議論そのものも、事前に情報を発信し、それについてそれぞれが考察、思案してそういったアイデアを持ち寄り、会議ではそれを議論することに徹すれば、実際に会って話す中身も相当濃くできます。

 

いま働き方改革、生産性改革が叫ばれる中、真っ先にやるべきは、このコミュニケーションの生産性改革ではないかと私は本気で思っているのです。

 

批判めいた話になりますが、残念ながら、もっともそのコミュニケーションの生産性が遅れているのが、役所です。

 

いまだに会議案内は、郵送文書で届きます。

 

この文書、文書を校正し、印刷し、封筒詰めし、郵送して、仮に10通を送ったとして、どれくらいの時間と費用が投入されているんでしょう。

 

少なくとも、10通をLINEなどに変更すれば、82円×10カ所の820円の切手代、封筒が1通10円ぐらいとして、100円。印刷をかけてコピーアカウント代がこれまた100円、それを封筒に詰めて、発送する手間などを考えると、1000円で収まらないのではないでしょうか?

 

これで、人が参集され、まずは資料について、口頭説明を受け、議論にかかるまで約30分、一人1000円の時給があるとして5000円…

 

これをSNSなりの電子機器を投入することで、多くの費用を節減できます。

 

その費用をもっと必要なものに振り向けることができるのです。

ただ、役所を弁護するなれば、業務を行う担当者としては、それを推進したいけれども、どこがそれを妨げているかはわからないけれ依頼文は、紙文書でなくてはいけないという事情もあるようです。

 

いずれにしても、私は田舎こそ、このデジタルの恩恵を最大限に活かすことが必要だと考えています。

まずは足元からの改革です。