デフレと言われ、さまざまなモノが安価に手に入るようになったけれど、でも消費者は全く手を出さない…
そんなふうに言われております。
一方で何千万とか何億とかそういうものがボコッて買われたりとかしている時代でもあります。
経済評論家でもないし、マーケットに精通しているわけでもありませんが、世の中にモノが十分にいきわたっている状況だから、買う必要などないものばかりだと思うのです。
生命を維持するだけの食事なら、どっかのアマリものでももらってくれば手に入れられるだろうし、外的なものから身体を守るためとしての服は、他人からタダで譲り受けることもできる…
お金を流通させなくても、生きながらえることは十分にできる世の中。
だけれども、人が人として生きるためには、心で感じるような日々があってこそ。
だから、人はそういうものを強く求めて、そこに消費というものをしようとしているではないか…
そんなふうに思います。
だから、自分が作り出す製品や、サービスにどれだけの魂を込めるのかということが大事になってくる時代なのだと思います。
先日も、とあるところで昼食をとりました。
2700円ですよ。
カロリーを摂取するためだけなら、ベラボーに高い金額。
けれども、それを生産する農家の思い、それをくみとって料理にしてくれる人の思い、お客様に快適な提供する時間…
そういうものがこめられていると感じるから、まあそれもありかな…と思ったりするわけですね。
受け取る側に、そういう心持ちなってくるための導きが必要ですよね…
おんなじ料理を提供されても、どこでそれを召し上がるのかということを考えることも大事でしょうし…。
自分の生き方をしっかりと表現できるようになりたいです。