今日の午前中は、私の地元、大笹(ハチ北)地区の祭礼準備。
明日が本番となります。
神社のノボリたてなどの装飾が主な内容でした。
高齢化、サラリーマン化、さまざまな要因が重なり、もっとも地元で重要な行事である氏神の祭礼を行うことも厳しい時代となってきました。
幸いにして、うちの地区では、それなりに若い人もいるので今のところそういった心配ないですが、地区内で不幸が重なっており、慣例で忌があけていない家は祭礼行事に参加できません。
『練りこみ』と呼ばれる笛と太鼓で行う地車のようなものがあるのですが、それらの人数は圧倒的に不足しており、今年はラジカセを使って笛を鳴らすという話になっています。
私は、それぞれの地区で行わえる氏神のお祭りは、地域行事の中で最もプライオリティの高い行事だと思っています。
だから、どんなことがあっても伝統を引き継ぐ責任と使命があると考えています。
そうだとすると、以前のように村の長老が経験則に基づいて、祭礼の準備や片づけを実施しているだけでは、続いていかないのではないかと危惧しているのです。
準備などの運営にあたっては、マニュアルを定め、役割を明確に分担し、PDCAを回していく『マネジメント』が必要だと思います。
合理的にやることで、一人ひとりの負担を軽減する必要はあると思います。
また単に合理化して、省力化するだけではなく、外に出ている親戚を呼び戻して祭礼に参加させたりするような『マーケティング』も必要です。
村の祭礼は、地域の人が心を一つにできる最大の機会です。
新しい発想もあわせもちながら、伝統的な行事の大事な部分は継承しながら、発展させ、より高度化していきたいものです。