お盆を世界に広げたらどうだろう | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

 

 

はい

 

お盆なのでお盆ネタです(笑)

 

私は、数ある行事の中でも、好きな行事の一つがお盆です。

 

実は、昔はそう感じたことはなかったのですが、歳を重ねるにつれて、お盆の一連の行事が、しみじみ日本人的でいいなぁと思うようになってきました。

 

宿泊事業を手掛けるようになり、夏休みもお客様を迎え入れるために奔走することも多いのですが、

 

13日夜の迎え火

14日のお墓参り

15日の盆踊り

16日の精霊流し

 

の一連の行事は、なんとかきっちりとこなしていかねばと思っているところです。

 

先祖の頃からこれら一連のできごとはやっているわけですが、親が健在だと、子どもはおかまいなしなわけで、親にまかせきりで、墓参りに同行するぐらいしかしていませんでした。

 

しかし、両親も年齢を重ねてきて、お墓のほうにも手が回りづらくなってきて、これら一連の行事があることを教えてもらい

(実は、最近まで墓参りと、盆踊り以外のことはまったく知りませんでした…)

 

『おまえが戸主として責任もってやれ!』

と数年前より、一連のことをやるようになりました。

 

13日には、墓にある灯ろうをつけ、先祖を下界に迎え入れます。

14日は、家族総出で、墓参りを行い、先祖の御霊に感謝の気持ちを念じます。

15日、盆踊りを通じて、祖先と心一つになります。

16日、近くの川へ行き、キュウリやナスで作った馬に乗っかった先祖を送り出していきます。

 

また、私たちの地域では、我が家のお墓だけではなく、昔、血がつながっていた親族のお墓にも参ります。

 

そういった一連のプロセスを通じて、先祖があって私たちが今ここにいることを確認できるわけです。

 

そうすると、不思議と、感謝の念が沸いてきてます。

 

小さなムラのささやかな行事なのですが、

『あーいろんなつながりの中で生きているんだなぁ』って、心が穏やかですっきりとした気持ちにさせてくれるわけですね。

 

それがたまらなく幸せを感じます。

 

日本人は、クリスマスもハロウィンも他の国の文化風習を行うことをまったくいとわないわけですが、諸外国のみなさんも、先祖への御霊に思いを馳せるこんな行事を、日本だけでなくて、他の宗教の人と共有できたら、世の中幸せになっていくのになぁって思います。