昨日は、地元のエイゾーさんの葬儀に出席。
うちの地区では、基本的には、葬儀は区の役員が取り仕切ります。
区長が、葬儀委員長となり、区の役員それぞれに配役があり、また隣保も、男性は、会場の準備であったりの力仕事、女性は食事やお茶などの準備…。
葬儀では、区長は弔事を読み上げます。
おそらく、最近では他の地区ではこういったことは少なくなってきているのだろうと思います。
昨日の葬儀は、葬儀会館を利用しての葬儀だったので、香典の受付業務だけが区役員の対応で、すべきことはほとんどなかったです。
私自身、29年の5月から区の役員を拝命し、初めての葬儀出席だったので、いまいち勝手がわからず、先輩役員の皆さまにいろいろと教えていただく一日でした。
葬儀だけは、いつ行うのかは、まったくの予測不可能ですから、予定など建てられないのですが、なんとか都合をつけて、こういった行事には参加できるようにしなくてはと思っています。
昔は、すべての冠婚葬祭が、ムラを中心に回っていましたが、結婚式はすでに、式場などの外注化されるようになってきているし、葬儀もだんだんとそれがスタンダードになりつつあります。
ですが、昨日も先輩役員の人に
『もし、両親送り出すことになったら、やっぱり家から送ってあげたいです』
って言うと、先輩役員も同感だとおっしゃてくれました。
幸い、私が住むハチ北は、民宿経営をしている方が多いので、建物が比較的大きく、またスキー場のお客様のために開設した駐車場がたくさんあるものですから、そのあたりのところが比較的スムーズに対応できるというメリットがあります。
それぞれの役員も大変なのですが、地域の人みんなが関わって送り出してくれる今の葬儀スタイルが私は好きです。(という表現も変ですけど…)
正直、区の役員の負担も少なありません。
ですが、この地域は、遠くに住む家族よりも、隣に住む隣人とのつながりによって、もたらされるものというのはやはり大きく、やはり私たちはコミュニティーの一員として、生活させていただいているのだということを改めて実感するのです。
だから、先のことはどうなるかわからないけれども、できうる限り、地区として葬儀を行うスタイルは、あり続けてほしいなぁと思うのでした。