airbnbを利用する | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

 

実は2回目になるのですが、今話題のairbnbを利用してみました。
 
今回は、神戸。
 
airbnbをご存じない方もいらっしゃるかもしれないので、wikipediaからの記事を貼っておきます。
 
 
空き部屋などを、airbnbのサイトに登録すると、借りたい側の人がそのサイトをみて、宿泊を申込を行うサイトで、世界でものすごい勢いで利用者が増えています。
 
日本では最近、民泊新法の整備などが取りざたされていますが、そのきっかけをつくったのは、間違いなく、このサービスが登場したからです。
 
あまりに世界で急速にこのサイトが進行し、日本での対応がそれに追っつかなかったため、利用実体のほうが先行してしまいました。
 
但馬は比較的民宿などが人口に比べて多いほうだと思います。
観光をなりわいとしている事業者が多いからです。
 
一般的に、民宿を営業するには、旅館業法にのっとって、施設で許可を得なければいけません。
 
また、食事を有償で提供する場合は、飲食業の許可も必要となります。
 
いずれも、建物や設備などの要件を整えなくてはならず、手間やお金がかかります。
 
airbnbは空いている部屋を貸し、そこから金銭を収受するというものですが、これらの法律に抵触している場合があります。
 
宿泊を業としておこなっているものの立場からみると、衛生面、安全面などさまざまな問題をクリアしなくてはならないので、非常に不公平なところがあります。
 
しかし、実態として、もうすでに日本でも多くの物件が提供され、それを利用している人も大勢いるので、それが登場するまでにさかのぼることは不可能で、私たちの地域でもairbnbに登録する人も今後大勢でてくるものだと思い、やはり百聞は一見にしかず…利用してみることとしました。
 
私が利用したのは、神戸のマンションの一室を提供している場所のようでした。
 
2LDKの室内には、ツインのベッド二つの部屋が二つあり、あと、リビングと浴室、トイレがついていました。
 
なかなかにこぎれいにされていて、それなりに快適に過ごすことはできましたが、ネット上でオーナーさんとのやりとりはあったものの、その場所には、鍵の受け渡しは、暗証番号をお聞きして解錠するといったものでした。
 
また、同じフロアには、もう一つの部屋があるようで、おそらく中国人の利用者と思われる方が利用されているみたいで、夜遅くまで、かなりその方々の声が、壁越しに聞こえてました。
そういう意味では、ちょっと物足りない気がしました。
 
そこのオーナーさんの運用の仕方かもしれませんが、のオーナーさんと顔をあわせることなく済んでしまったということには、ものすごく違和感を感じました。
 
単に都会の空き物件を取得し、賃料を稼ぐというぐらいのことしか思ってらっしゃらないのだと思います。
 
airbnbの真骨頂は、やはりオーナーさんとのふれあいだと私は思います。
 
たとえ、それがカギを渡すだけの行為だったとしても、顔をつきあわせて、そこを利用させていただくという宿泊者の思いと、私のところに泊まってくれてありがとうという心を通じ合わせることが宿泊ということがもっとも重要なことなのだろうと実感しました。
 
おそらく、今後もairbnbはますます利用がふえていくと思います。
しかし、もともと宿泊業をいとなんできたものとして、お客様に提供したい価値というものをもう一度見つめなおすいい機会ではないかと思います。