仕事って | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

 

世の中に必要とされ、私たちが取り組むべき『仕事』とはいったい何なのかってときどき考えます。
 
日本の労働観って、そこに哲学的なことが入るので、どうしても固くなりがちです。
 
まじめに働く。
一生懸命働く。
 
それは絶対に正しいです。
私もそんなことをさまざまな方から学んできました。
 
ですが、どうやらそこが少し曲がってしまって楽しんではいけない…という労働観が多少入り込んでしまったような気がします。
 
だから、私自身も時に、そのパラダイムに悩むことも多いです。
昔は、世の中にモノがなかったので、食料を『生産』し、モノを『製造』することが中心だったから、よけいとそうであったような気がします。
 
最近、世の中にモノがあふれてきてかつてのように、モノに対するプライオリティが下がってきて、形ないサービスが仕事の中心になってきました。
 
だから、形ないものであるから、相手の心に作用できるかということが重要で、そうなると、相手が『喜ぶ』ということにフォーカスされ、そこには『楽しむ』という要素がたぶんにはいりこんでくるようになりました。
 
そうなると、自らが楽しんでいないのに、相手の心を揺れ動かすことは難しいわけで、だから、自分が楽しむということは、相手に喜んでもらうためにも大事な要素になってきているんですね。
 
昨日もバーベキュー検定のことをお話しさせていただいたのですが、日本バーベキュー協会の下條会長などは、楽しんでいただくことが仕事のすべてで、自らが楽しいと思うから、参加者にも伝わり、そしてそれがまた多くの人に伝播していくわけです。
 
参加者は、おそらくバーベキューを学んで、それが生きるための術だと考えている人は、ほとんどいないでしょう。
 
自分の生活を豊かにするための手段やツールとして、バーベキューを考えている人がほとんどなのだと思います。
 
これからもそういう『仕事』はどんどん増えてくることでしょうね。
いわゆる生命を維持するための仕事はどんどんと減り、心豊かに生きていくための『仕事』が世の中の中心になってくると思います。
 
いま、私たちがやっている『仕事』とはいったい何で、これからどう変わっていくのでしょうね。