町の衰退スピードに拍車をかける | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

 

 

これは4月11日朝の写真…。

庭先の雪も、ようやく溶けました。

 

2012年も大雪の年だったですが、確か同じ日に庭先の雪がすべて溶けたような記憶があります。

 ただそのときと違うのは、突発過ぎて対応できなかった人が大勢いたこと

屋根の雪降ろしに奔走しましたが、空き家になっている家、在宅なのにまにあわなかった家…

 

私が住む大笹でも、屋根の軒鼻が折れた家屋は、3軒はあったと思います。

 

昨年、私が住む向いの家が解体され、更地になってしまいましたが、きっかけは屋根が朽ちて建物内に水が周って、建物として手がつけられなかったことでした。

 

おそらく、折れた3軒の家々も、廃墟と化すのは時間の問題です。

 

実際に生活するしないの問題、それを手当てするための資金の問題などなど…

 

空き家が利活用されないさまざまな要因があるのでしょうが、ほんとうに見てていたたまれない。

 

今、都市部においては、民泊も旺盛で、空き家が新たな価値を産み出していると聞きます。

 

そうやって価値が産みだせれば、そこに資金を投入して、まちなみも維持することができます。

 

しかし、それらが、地方部にも波及できるのかどうなのか…。

ただ、待っているだけでは、それがこちらまで届くのかさえ分からない。

 

今年の大雪は、ハード面での地方の衰退スピードを加速させたような気がします。

 

それに比しての再生はほとんど前にすすんでいません。

とにかく、スピードをあげて、それを超えるスピードが必要です。

 

臨界点を超えたら、もう再生に手をつけられるハードルは格段にあがっていきます。

 

今、はその臨界点間際のギリギリの状況のような気がします。