昔は、世の中全体のマーケットは拡大していました。
所得も向上し、みんながある一定水準の生活を享受したいというものがあったから、しっかりとした仕事をやっていけばそれでなんとかやりくりすることができました。競合もしなくて済みました。
いまは、一つの地域の中で、同業者がいれば、あるお客様へアプローチし、競わなくてはいけない状況になります。
人口減少局面に入ってくれば、それは、さらに加速します。
きれいごとだと言われるかもしれないけど、どうせなら、争わないでいたい。
ならば、そのマーケットが拡大するように、知恵を出さなくてはいけない…
そういうことになります。
理屈はわかってる…
でもそんなに簡単にみつかるわけもありません。そんなことがみつかるならとっくのとうにみんなできているからです。
その手掛かりがあるとすれば、地域の強みを活かすことにあるのだと思います。
ゼロからものごとを立ち上げるのは相当に難しい。
しかし、今ある1のものを1.1にしたり、1.2にしたりすることは、できるかもしれない。
ただ、自分たちの足元をしっかりとみないと、その1すらみつけることが困難です。
頭をひねりにひねってもおそらく出てこない。
自分たちが楽しいこと、心地いいと感じるもの、そういうものが1になりうるのだと思います。
うむ。